■正多面体の正多角形断面(その97)

このシリーズで取り上げた問題を整理しておきたい。

問題1: n次元正単体の中心を通る断面上にn+1点をとり、それらが正n+1角形をなすようにせよ。

これはn-2次元胞上にn+1点をとることになる。

問題2: n次元正単体の中心から頂点までの距離とn次元正単体の中心から正n+1角形の頂点までの距離の比を求めよ。

問題3: n→∞のとき、距離の比は収束するだろうか? 収束するとすると、その極限値は?

n次元正単体は正n+1角形として投影できるが、この点はその離接する2辺の中点を結ぶ線、

あるいは、正n+1角形の辺よりも内側に入ることになる。

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