■正多角形の対角線定理(その1)
正n角形が単位円(半径1の円)に内接しているとき
ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の平方和は2nに等しい
同義=すべての2頂点間の距離の平方和はn2に等しい
2.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の積はnに等しい
同義=すべての2頂点間の距離の積はnn/2に等しい
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1.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の4乗和は6nに等しい(n>2)
2.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の6乗和は20nに等しい(n>3)
3.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の8乗和は70nに等しい(n>4)
4.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の2m乗和は2mCm・nに等しい(n>m)
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一般に対角線や辺の長さは無理数になる.したがって,長さの奇数乗和も無理数になる.
正n角形が単位円(半径1の円)に内接しているとき
1.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の和は2cot(π/2n)に等しい(n>2)
2.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の3乗和は6cot(π/2n)-2cot(3π/2n)に等しい
3.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の5乗和は20cot(π/2n)-10cot(3π/2n)
+2cot(5π/2n)に等しい
4.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の7乗和は70cot(π/2n)-42cot(3π/2n) +14cot(5π/2n)-2cot(7π/2n)に等しい
5.ひとつの頂点から他のn−1個の頂点までの距離の2m+1乗和は2Σ(0,m)(-1)^(m+k)(2m+1,k)cot((2m+1-2k)π/2n))
に等しい
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