■スピログラフ(その2)
【1】スピログラフ
スピログラフはイギリスの発明家フィッシャーによって考案されたおもちゃで、大きな歯車型の穴の内側に小さな歯車が回るようになっていて、
この小さな歯車の内側にある空いた穴に鉛筆を差し込んで、歯車を転がすことで模様を描くことができる。
転がす歯車の大きさやペン先を入れる穴の位置によって模様は大きく変化する。これによって描かれる図形はハイポとロコイドである。
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ところで、
ロータリーエンジンはピストンがない分,小型化・軽量化が可能となり,大きさの割には高い出力が得られることから,1964年,MAZDAがその生産を開始した.ルーローの三角形に似たローターが偏心回転し,回転子を収容する固定子は中央がややへこんだ繭型をしている.この繭型曲線は2節ペリトロコイド曲線と呼ばれるもので,ペリトロコイドとは半径の異なる2つの円があり,半径Rの円に半径r(<R)の円が内接している場合に,半径rの円を固定し,半径Rの円が半径rの円を偏心回転するとき,半径Rの円周上(あるいは円に固定されたアームの先端)の点Pの軌跡である.フラフープ曲線といったほうがわかりやすいかもしれない.
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ペリトロコイドを描くためのスピログラフがあれば、ロータリーエンジンに対する理解は断然深まると思うのであるが・・・
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