■いろいろな平面らせん(その26)
アルキメデスのらせんr=aθに対して,対数らせんr=a^θは1638年にデカルトによって発見された曲線で,等角らせんと呼ばれることもあります.半径がつねに曲線と一定の角度をなしているからです.また,サイクロイドの伸開線はそれと合同なサイクロイドですが,対数らせんの伸開線もそれと合同な対数らせんになります.
この曲線の極座標表示は
r=aexp(θcotb)
logr=loga+θcotb
で与えられる.
r=B^θ
logr=θlogB
において,
[1]フィボナッチらせん:B=φの2/π乗 (θがπ/2進む毎にrの値がφ倍になる)
[2]マラルディらせん:B=√2の2/π乗 (θがπ/2進む毎にrの値が√2倍になる)
[3]妙法らせん:B=φの5/3π乗 (θが3π/5進む毎にrの値がφ倍になる)
[4]白銀妙法らせん:B=√2の4/π乗 (θがπ/4進む毎にrの値が√2倍になる)
ですが,aはscale parameterと考えられ,あまり重要性はありません.
そこで,shape parameter bを求めてみると,
logB=cotb → b=arctan(1/logB)
[1]b=0.405376π
[2]b=0.430877π
[3]b=0.420438π
[4]b=0.36772π
[2]と[3]はかなり近い値になるのですが,同一にはなりません.
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