■数の幾何学(その7)

【5】ラグランジュの定理(4平方和定理)の言い替え

4n+3の形の素数は2個の平方数の和で表せませんが,同様にして,8n+7の形の素数は3個の平方数の和では表せません.しかし,すべての正の整数Nは高々4個の整数の平方和で表されるというのが,ラグランジュの定理(4平方和定理)です.

 幾何学的に考えると,ラグランジュの定理は4次元空間内の原点を中心とする半径√Nの4次元超球面には必ず格子点があることを主張しているわけです.

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