■数のフィボナッチ数分割(その7)
ツェッケンドルフの定理(1939年)
「任意の正の整数は1個もしくは連続しない2個以上のフィボナッチ数の和として一意に表現できる.
n=Fk1+Fk2+・・・+Fkr」
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n個の山から先手がm1個とる。次に後手がm2個とる。0<m2≦2m1
何も取らなかったり、前の人の2倍以上とってはならない。
かわるがわるにとっていき、最後の1個をとったものが勝ちとなるゲームをする。
[1]相手がとった数の2倍以下で、少なくとも1個はとらなければならない。
[2]採取に全部をとってはいけない。
[3]最後の1個をとったものが勝ちとなる
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このゲームでは先手がフィボナッチ数個を残していけば先手必勝、後手必敗となる。
n=1000に対して、m1=13とすれば、残りは987個となり、必勝パターンが得られる。
1000=987+13
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,・・・
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83の2進法分解ではでは,83=64+16+2+1となるが、
フィボナッチ数分解では、83=55+27+5+2となる.
最小項である2をとれば、あなたの勝ちである。
重要なのは一番小さいフィボナッチ数である。
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