■オイラーの素数生成公式とラビノヴィッチの定理(その10)

オイラーの素数式

x^2+x+41=0

はx=0のとき素数41,x=1で素数43,x=2で素数47を与えます.このようにしてxが0から39までのどのxをとってもこの式はすべて素数を与えます(オイラー,1772年).

 41,43,47,53,61,71,83,97,113,131,151,173,197,223,251,281,313,347,383,421,461,503,547,593,641,691,743,797,853,911,971,1033,1097,1163,1231,1301,1373,1447,1523,1601

x=40で1681=41^2となって破綻しますが,1000万以下のnに対して47.5%の確率で素数を生成します.

これらの事実を確認するのは簡単ですが,しかしオイラーはどうやってこんな事実を見つけだしたのでしょうか.また,そうなる真の理由は何なのでしょうか.

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