■ロータリーエンジンはこれから何処へ向かうのか?(その11)

結語

ここでは[1][2]の発展形として[a]正方形の偏心回転の包絡線,[b]特異点の解消,[c]ローター曲線の包絡線,[d]内包絡線の隠線処理の順に,ロータリーエンジンの改良を試みた.ロータリーエンジンにはくびれ構造ゆえの問題も多々あり,基礎から見直す機会は大変重要である.ペリトロコイドへの固執を断ち切り,これが新しい知見のトリガーになれは幸甚である.地球温暖化対策の下,ロータリーエンジンはこれからどこへ向かうのだろうかと懸念されるが,2022年に発電機器として復活させる計画があることを申し添えておきたい.

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