■有限体とガロア体(その22)
【2】8元ガロア体
乗算は(0,0、0)を0要素、(1,0、0)を1要素と定めると
右方向への桁移動によって、
g^0=(1,0,0)
g^1=(0,1,0)
g^2=(0,0,1)
さらに右側で消えた各1に対して、2を法とし2か所の左側の位置に各々の1を加えると
g^3=(1,1,0)
g^4=(0,1,1)
g^5=(1,1,1)
g^6=(1,0,1)
g^7=(1,0,0)=g^0
g^8=(0,1,0)=g^1
などとすることができる。
GF(2^m)による2進数の誤り訂正符号は8元ガロア体の重要な応用である。
2^m-m-1の検査ビット、m=3の場合は4ビットの検査ビットを付加して7ビットの符号を得る。
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縦列に着目すると,各々
g^0=(1,0,0)
g^1=(0,1,0)
g^2=(0,0,1)
を初期条件にもつ漸化式
an+3=an+1+an
によって生成される。すべての列は周期2^3-1=7をもっている。
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