■6を法とするエラトステネスのふるい(その3)
【1】エラトステネスのふるい
エラトステネスは素数を組織的に拾い出すふるいを考えた数学者として知られている.まず2の倍数をすべてはじく(これで偶数はすべて消える).次に3の倍数をすべてはじく.(4の倍数はすでに消えているから)5の倍数,7の倍数,・・・をはじく.その手順は(p以外の)素数pの倍数を順次ふるい落とすというものである.
[1]1から100までの数字を順番に書く.
[2]1を消す.最初の素数2を残し,その後出てくる2で割り切れるすべての数を消す(これで偶数はすべて消える).
[3]消されない最初の数は3.3を残し,その後出てくる3で割り切れるすべての数を消す.
[4]4の倍数はすでに消えているから,消されない最初の数は5.5を残し,その後出てくる5で割り切れるすべての数を消す.
[5]6の倍数はすでに消えているから,消されない最初の数は7.7を残し,その後出てくる7で割り切れるすべての数を消す.
8,9,10の倍数はすでに消えていて,ふるい落とされるものがない.√100≦10より,100以下の数に対してこのアルゴリズムを適用すると,素数が25個でたところでこの作業は終わる.
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【2】10を法とするエラトステネスのふるい
02 03 05 07
11 13 17 19
23 29
31 37
41 43 47
53 59
61 67
71 73 79
83 89
97
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