■円分方程式の因数分解(その13)

【3】2次合同式への応用

561=3・11・17は最小のカーマイケル数である.

例:x^2=1   (mod561)

については

2^560=1 (mod561)

2^280=1 (mod561)

である。

それでは、2^140は+1か-1になるだろうか?

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2^140=67 (mod561)

 2^280=(2^140)^2=67^2=4481=1 (mod561)

これより、

  x^2=1   (mod561)

の4つの解は±1、±67であることがわかる。

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もし各対から、それらの和と法の最大公約数を計算することによって法の因数を見つけることができる。

(67+1,561)=17

(67-1,561)=3

(-67+1,561)=(495,561)=3・11

(-67-1,561)=(493,561)=17

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