■sin15°(その27)
x=tan1°,tan45°=1(ローメンの問題)では、正接の加法公式が用いられている.
t=tanθとおくと,
tan2θ=2t/(1−t^2)
tan3θ=(3t−t^3)/(1−3t)
tan4θ=(4t−t^3)/(1−6t^2+t^4)
tan5θ=(5t−10t^3+t^5)/(1−10t^2+5t^4)
このように多項式pn(t),qn(t)を用いて
tannθ=qn(t)/pn(t)
と表すことができる.正接のn倍角公式は,パスカルの三角形を用いて,次のように書くことができる.
tan(n+1)α=(tanα+tannα)/(1−tanαtannα)
tannα=(nC1tanα−nC3tan^3α+nC5tan^5α−・・・)/(nC0−nC2tan^2α+nC4tan^4α−・・・)
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