■フルヴィッツ曲線(その81)
正n角形の枠を(n−2)公転について1回自転させたときの包絡線の方程式は
x=asinθsin(n−1)θ−Rsinθ+(n−1)acosθcos(n−1)θ
y=acosθsin(n−1)θ−Rcosθ−(n−1)asinθcos(n−1)θ
で表されます.
x=(n−1)acos(n−1)θ・cosθ+(asin(n−1)θ−R)・sinθ
y=−(n−1)acos(n−1)θ・sinθ+(asin(n−1)θ−R)・cosθ
と整理し,
v=(vx,vy)=((n−1)acos(n−1)θ,asin(n−1)θ−R)
er=(cosθ,sinθ)
eθ=(−sinθ,cosθ)
すなわち,erはr方向の単位ベクトル,eθはそれと直交する単位ベクトルとすると
(x,y)=vxer+vyeθ
となって,包絡線の性質について大ざっぱにいえば楕円
x^2/((n−1)a)^2+(y+R)^2/a^2=1
を回転させたものと考えることができます.
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縮閉線は与えられた曲線の法線からなる直線族の包絡線(エンベロプ)を求めることにより得られるのですが,
a=R/{(n−1)^2−1}
が厳密解です.
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