■ロータリーエンジンはこれから何処へ向かうのか?(その8)
回転運動の合成
古代ギリシア人は惑星運行の連続かつ閉軌道はすべて周転円を使って記述することができると考えた
原点を中心とする半径aの円の円周上を等速αで公転する点があり、その点の周りを半径b・等速βで自転する点の軌跡は
x=a・cos(αt) + b・cos(βt)
y=a・sin(αt) + b・sin(βt)
と表すことができる。
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これらの背景には
惑星は地球の周りを等速円運動すると考えられた(地球中心体系・天動説) があり、
古代ギリシャの人々は固定円上の回転円を使って惑星の軌道を説明したのである(周転円説・エピサイクル).
神の創造した世界は完全な調和の世界であり,完全なる図形である円こそが神の世界にふさわしいとされたのである
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フーリエは波や振動を正弦曲線に分解できると考えた
x=a・cos(αt) + b・cos(βt) +c・cos(γt) +・・・
y=a・sin(αt) + b・sin(βt) +c・sin(γt)+・・・
とくに、フルヴィッツのフーリエ級数論内転形との相性がよく、このことによって、ロータリーエンジンの改良も実現される
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