■空間の因数分解(その11)
Appendix-4
n次対称行列式
Δn=|1,c1,0,・・・,0|
|c1,1,c2,0,・・・,0|
|0,c2,1,c3,0,・・・,0|
|・・・・・・・・・|
|0,・・・, cn-2,1,cn-1|
|0,・・・,0,cn-1,1|
において、最初の第r行までと第r列までを除いた小行列式をΔn-r,rで表すことにする。このとき、1辺の長さ2Lの正多胞体の外接超球の半径R0は
M0=|Δn-1,1/Δn|として
R0=LM0^1/2
で与えられることが知られている。
[1]正単体の場合
M0 =(Un-1(1)/2^n-1)/( Un(1)/2^n)=2n/(n+1)
[2]正軸体の場合
M0=(Tn-1(1)/2^n-2)/( Tn(1)/2^n-1)=2
[3]超立方体の場合
M0 =(Un-1(1)/2^n-1)/( Tn(1)/2^n-1)=n
[4]正600胞体の場合
M0=(2τT3(1)/2^3-(τ-1)U3(1)/2^3)/(2τT4(1)/2^4-(τ-1)U4(1)/2^4)=4τ^2
[5]正120胞体の場合
M0=(T3(1)/2^2)/(2τT4(1)/2^4-(τ-1)U4(1)/2^4)=8τ^4
なお、正多胞体のj次元面の中心を通る超球の半径をRjとおくと
Rj=LMj^1/2において、.
[1]正単体の場合
Mj=2n/(n+1)-2j/(j+1)=2/(j+1)-2/(n+1)
[2]正軸体の場合
Mj=2/(j+1)
[3]超立方体の場合
Mj=n-j
で与えられる。外接超球の半径はj=0、内接超球の半径はj=n-1とおけばよい。
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