■誕生日(その3)

[1]自分の誕生日のパーティーに大勢の人を招待することにする.自分の誕生日がそのうちのひとりと同じのなる確率が50%を超えるには何人招けばよいか?

(A)ひとりの誕生日が自分の誕生日と同じにならない確率は364/365.n人の客がいて,すべて自分の誕生日と同じにならない確率は(364/365)^n.

 自分の誕生日と同じ人がひとりはいる確率は

  1−(364/365)^n>0.5

より,n>253.この数は365/2よりかなり大きい.

この問題を解くコツは,だれも自分と同じ誕生日でない確率を計算することである.出席者が2人の場合,Bの誕生日がAの誕生日と異なる確率は364/365.そこにCさんが加われば

  364/365・364/365

さらにDさんが加われば

  364/365・364/365・364/365

 k人全員が自分と誕生日が異なる確率は,

  (364/365)^k

 この計算を解が1/2より小さくなるまで続けると,253人必要になることがわかる.

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