■類数と不変式(その5)
【4】不変式
この問題を行列を使って表すと
[x,y][a,b/2][x]=m
[b/2,c][y]
[X]=[p,q][x]
[Y] [r,s][y]
と変数変換すると,
[x]=[p,q]^-1[X]
[y] [r,s] [Y]であるから,
問題は
[X,Y]t^[p,q]^-1 [a,b/2][p,q]^-1[X]
[r,s] [b/2,c][r,s] [Y]
これを整理すると
a’X^2+b’XY+c’Y^2=m
になるが,2つの判別式の間には
b’^2−4a’c’=(p’s’−q’r’)^2(b^2−4ac)
という関係がある.p’s’−q’r’=±1であれば
b’^2−4a’c’=b^2−4ac
すなわち,不変式になる.
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