■フェルマー数(その2)
【1】フェルマー数の素数性判定
命題:pがフェルマー数の約数ならば
p=1 (mod2^n+1)
である
を用いることにする.
[1]F4=65537 (素数)
p≦√65537=256.0・・・までの素数がF4の素因数でないことを示す.命題よりp=1 (mod2^5)は奇数であることを考慮すると,p=32n+1型と書けるので,
p=33,65,97,129,161,193,225
が候補となる.33,65,129,161,225は素数でなく,97,193は65537の約数でない.
[2]F5=4294967297(非素数)
p≦√4294967297=65536.0・・・
素因数となりうるのは p=64n+1型と書ける.素数であるのは
p=193,257,449,577,641,769
であるが,このうち,641がF5の約数になっている.
k=1→64+1(非素数)
k=2→128+1(非素数)
k=3→192+1(素数)
k=4→256+1(素数)
k=5→320+1(非素数)
k=6→384+1(非素数)
k=7→448+1(素数)
k=8→512+1(非素数)
k=9→576+1(素数)
k=10→640+1(素数)→F5 =641×6700417
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