■対蹠点までの距離(その35)

m次の既約な曲線の直径は、一般に

mが奇数のとき、最大m

mが偶数のとき、最大m+2

個ある。ただし、例外が6つある。

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[1]6次の既約な曲線は12個の直径をもちうる。

[2]8次の代数曲線は最大18個の直径をもちうる。

[3]10次の既約な曲線は30個の直径をもちうる。

[3]12次の既約な曲線は30個の直径をもちうる。

[3]24次の既約な曲線は30個の直径をもちうる。

[3]16次の既約な曲線は18個の直径をもちうる。

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 m=6のときの12個の直径のうち、4つの直径で3つのばら模様を、6つの直径で4つのばら模様をなすように2つが1点で交わった共役なもの6つに分けられる

このことは立方体とその対称変換群(位数24、立方体のどの返還も4つの主対角線の入れ替えに対応する)の性質からいえることである。

 m=8のときの18個の直径のうち、4つの直径で3つのばら模様を、8つの直径で3つのばら模様をなすように共役なもの9つに分けられる

このことは正八面体とその対称変換群の性質からいえることである。

 m=10,12,24のときの30個の直径のうち、6つの直径で6つのばら模様を、6つの直径で10個のばら模様を、4つの直径で15個つのばら模様をなすように共役なもの15個に分けられる。どの対も2つのばら模様に属している。

このことは正12面体とその対称変換群の性質からいえることである。

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