■学会にて(京大数理解析研,その54)
ヨハネス・シェンケ先生のカレイドサイクルの問題.興味を惹いたのは
Nα→γ≠0
という収束値を求める問題であった.
昨年うまく解決できた問題として,ハーレーの方程式
Σk(n+1−k)x^n-k=0
に関するものがあげられる.
このn次方程式のすべての解は|αi|=1,すなわち、複素平面の単位円周上にあるが,実数部分の最大値をcosξとすると,n→∞のとき,
nξ→514.907°
に収束するというものである.
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もしnθ→αであれば,θ→α/n
tanθ=θ+θ^3/3+2θ^5/15+17nθ^7/315+・・・
→α/n+(α/n)^3/3+2(α/n)^5/15+17(α/)^7/315+・・・
n→∞のとき,
ntanθ→α
tan(α)=αとなるα[π,3π/2]を数値計算で求める問題となる.
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[まとめ]計算結果は
α=4.49341
ξ=514.907°となった.
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