■学会にて(京大数理解析研・その35)
京大数理解析研にて開催された研究会に参加.いくつかの疑問点あるいはコメントをノートしておきたい.
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[1]カレイドサイクル(連続回転環)
6個の四面体が辺と辺とで接合したパウル・シャッツ環(連続回転環)を考える.
これを単純化すると6セグメント(a,b,c,d,e,f)からなる六角形ができる.また,△ABCの各辺上に3点P,Q,Rをとり,AP=a,PB=b,BQ=c,QC=d,CR=e,RA=fとする.
パウル・シャッツ環が連続回転可能となるための必要十分条件は点P,Q,Rにおける垂線が1点で交わることであることであると推測されている.
交点をX,AX=g1,PX=h1,BX=g2,QX=h2,CX=g3,RX=h3とおくと,初等幾何的に
a^2=g1^2−h1^2
b^2=g2^2−h1^2
c^2=g2^2−h2^2
d^2=g3^2−h2^2
e^2=g3^2−h3^2
f^2=g1^2−h3^2
これから性質:
a^2+c^2+e^2=b^2+d^2+f^2
を導き出すことができる
連続回転のときはセグメントがひとつずつずれて,△PQRの各辺上に3点A,B,Cをとることになるが,そのときも
a^2+c^2+e^2=b^2+d^2+f^2
は成り立つことがわかるだろう.
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