■因数分解の算法(その23)

【2】複素数の行列表示

 (その22)において,c=d=0とおくと,複素数

  a+bi

に対応する行列は,

  a[1,0]+b[0, 1]

   [0,1]  [−1,0]

=[a, b]

 [−b,a]

と表現される.

[0, 1][0, 1]=[1,0]

[−1,0][−1,0] [0,1]

===================================

 一方,(その21)において,

  (a,b)=a(1,0)+b(0,1)

とかけて,

  (0,1)×b(0,1)=(−1,0)=−(1,0)  

であるから,(1,0)を1,(0,1)をiで表すと,

  (a,b)=a+bi

複素数となる.

===================================