■立方和定理(その1)
23,239の2数はともに9個の立方数の和で表されるが,8個以下の立方数の和では表せない.この2数だけが9個の立方数を必要とする.
これはウェアリングの問題におけるg(3)=9に相当する.すなわち,
「すべての立方数は9個の立方数の和で表される.」
8個および7個の立方数を必要とするNは完全には決定されていない.
負の整数を使っていいなら,立方数はすべて4個の立方数の和で表されると予想されている.
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Nを3つの立方数の和で表す問題は難しいが,N=1,2に対しては・・・
[1](9n^4)^3+(1−9n^3)^3+(3n−9n^4)^3=1
[2](1+6n^3)^3+(1−6n^3)^3+(−6n^2)^3=2
N=3については
1^3+1^3+1^3=3
4^3+4^3+(−5)^3=3
という表し方しか知られていない.
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