■シュニーレルマンの定理(その9)
[1]4y^3=3x^2+1の有理数解は(±1,1)のみである.
[2]2y^2=3x^4−1の整数解は(±1,±1),(±3,±11)のみである.
[3]x^3+y^3=az^3が0でない整数解をもつための必要十分条件は,y^3=x^2+432a^2が有理数解をもつことである.
[4]x^3+y^3=az^3 (a≧3)が(x=y=1,z≠0でない整数解をひとつもてば,そのような解は無数に存在する.
[5]y^3=x^3+k (k≠−1,432)がでない有理数解をひとつもてば,そのような解は無数に存在する.k=−1のときは(0,1),(±1,0),(±3,2)がすべての有理数解である.
[6]x^3+y^3=2z^3には整数解がないことから,立方数になる三角数は1のみであることが従う.
[7]フェルマー予想は,x^3−y^2=27・4^m・z^2m+2 (m≧2)にはx,y,zのどの2つも互いに素である整数解は存在しないとい命題と同値である.
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