■切稜菱形12面体(凧型24面体・第2種)の木工製作(その6)

 正八面体の頂点と、その面心を外側に持ち上げた点とを凧形の縦の対角線とする凧形24面体は無数にあって、いずれの凧形24面体においても、その面心を頂点とする立体は小菱形立方八面体型となる。カタラン立体というのは、そのうち二面角が1種類のものを指すということになる.

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[Q]この性質が凧形24面体だけのものかどうか? (つまり、二面角の等しいカタラン立体からしか、面心を頂点に変えることによって、アルキメデス立体を作れない立体があるかということを検討してください)

[A]一瞥したところ、菱形12面体、菱形30面体、五角24面体、五角60面体はそのようです。その他の、「**方・・面体」「凧形・・面体」は面心を頂点に変えればアルキメデス立体になる無数の同族を持つようです。

 なお、菱形30面体も切稜すれば、カタラン立体ではない凧形60面体になると予想しています。 (中川宏)

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