■ワイソフ多胞体研究会(その9)
ペトリー多角形の本来の意味は辺の中点を結んでできる正多角形ではなく,その中点をもつ辺をジグザグに結んだ空間多角形というのが本質的な用語であるとのことである.ペトリー多角形の「定義」について歴史的にいうと・・・
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[1]ペトリーがまず3次元の正多面体について,辺の中点を結んでできる中心の周りの正多角形(4,6,10角形)をそうよんだ(3次元特有の性質).
[2]コクセターがそれを一般化しようとして,平面多角形ではなく,それらを中点とする辺のグラフ(輪体)が一般的であることに気づいた.
[3]それで[2]がコクセター・ペトリー多角形とか,拡張されたペトリー多角形と呼ばれたことがあったが,現在では[2]を単にペトリー多角形と呼ぶようになった.
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