■1001(その13)
pを2と5以外の素数とすると
10^d=1 (modp)
をみたすdが存在する.
その最小のものをd(p)とすると,d(p)はp−1の約数である.とくに
10^(p-1)=1 (modp)
が成り立つ.はフェルマーの小定理の特別な場合です.
[Q]d(p)=p−1となる素数pは無限個あるか?
[Q]d(p)=p−1となる素数pは無限個あると思われるが,どれくらいあるか?
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L(p)=p−1
という性質は重要に思える.そこで,
[Q]L(p)=p−1となる素数pは無限個あるか?
[Q]L(p)=p−1となる素数pは無限個あると思われるが,どれくらいあるか?
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アルティンが考えたのは,
[Q]d(p)=p−1となる素数pは素数全体の中でどれくらいの割合を占めるか?
であって,アルティン予想は
π10(x)/π(x)〜A
A=limΠ(1−1/p(p−1))=0.3739・・・
というものであった.
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10^(p-1)=1 (modp)
が成り立つ.はフェルマーの小定理
a^(p-1)=1 (modp)
の特別な場合です.
10以外の一般の整数aに対して
πa(x)/π(x)〜Cx/(logx)
すなわち,aを原始根にもつ素数は無限個存在するという予想は,一般化されたリーマン予想を仮定すれば成立することがわかっています(フーリー,Hooley,1967).また,アルティンの原始根予想の関数体版はすでに証明されています.
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