■DE群多面体の面数公式(その524)
[1]Dnの基本単体は,αn-1の基本単体に
{n(1−2/n)^2}^1/2/√2=(n−2)/√(2n)
をつけたものとして一般化することができる.
[2]D3
R^2=1+1/3+a3^3=3/2
a3^2=(9−8)/6=1/6
{n(1−2/n)^2}^1/2/√2=(n−2)/√(2n)
は半立方体の中心から単体面までの距離を表すが,n=3を代入すると
1/√6=a3
となって一致.
[3]D4
R^2=1+1/3+1/6+a4^2=4/2
a4^2=(12−6−2−1)/6=3/6
{n(1−2/n)^2}^1/2/√2=(n−2)/√(2n)
は半立方体hγnの中心から単体面αn-1面の中心までの距離を表すが,n=4を代入すると
2/√8=√(1/2)=a4
となって一致.この計算はhγnの中心からhγn-1ファセットの中心までの距離を求めようとしたものである.
[4]D5
R^2=1+1/3+1/6+1/10+a5^2=5/2
=1+1/3+1/6+2/4+b5^2
1+1/3+1/6=(6+2+1)/6=3/2
R^2=3/2+1/2+b5^2=3/2+1/10+a5^2=5/2
a5^2=(25−15−1)/10=9/10
b5^2=(25−15−5)/10=1/2
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[まとめ]αn-1の基本単体から中心までの距離でよいということであれば,E群の場合も簡単になる.
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