■オイラーの素数生成公式とラビノヴィッチの定理(その1)
オイラーは素数をかなりの確率で生成する公式(2次多項式)
n^2+n+41
を発見しています.この公式はn=0のとき素数41,n=1で素数43,n=2で素数47を与えます.このようにしてnが0から39までのどのnをとってもオイラーの公式はすべて素数を与えます.オイラーの公式はn=40で1681=41^2となって破綻します.
また,オイラーは,2次多項式
fq(x)=x^2+x+q
において,qが素数
2,3,5,11,17,41
のとき,
fq(0),fq(1),・・・,fq(q−2)
がすべて素数になることを観察しています.
ところで,n^2+n+kがn=0〜k-2のとき素数になるには、0≦n≦√(k/3)のとき素数になることが必要十分だとわかっているようです.
これが正しいことを確認するのは簡単ですが,ラビノヴィッチの定理を用いずに証明することが可能なのでしょうか?
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