■わが闘争・2018 (その9)

 11月に今年1年を総括したのであるが,その後の2月間の進展についてまとめておきたい.

===================================

[1]うまく解決できた問題として,ハーレーの方程式

  Σk(n+1−k)x^n-k=0

に関するものがあげられる.

 このn次方程式のすべての解は|αi|=1,すなわち、複素平面の単位円周上にあるが,実数部分の最大値をcosξとすると,n→∞のとき,

  nξ→514.907°

に収束するというものである.

===================================

[2]E群には

  cos2ρ=1/8,cos^2σ=1/8,cosσ=1/2√2

  cos2ρ=2cos^2ρ−1=1/8,cos^2σ=1/8

  cosρ=3/4,cos2σ=2cos^2σ−1=−3/4

  sinρ=√7/4,sin2σ=√7/4

  cos(ρ+2σ)=−9/16−7/16=−1

  ρ+2σ=π

となる二面角が存在する.これらはα8,β8の二面角δs,δcの半分である.

  ρ=δs/2,σ=δc/2

 54.7656°と35.2644°は直角に対する補角になっているが,これが起こるのは3次元だけである.

 ρ=35.2644°2=δ/2

 σ=54.7656°=δ/2

  δs+δc=π

  ρ+σ=π/2

 n=8では

  δs+2δc=2π

  ρ+2σ=π

n=8のとき,cosρ=3/4,cosσ=1/2√2は

  E9=E8~

であることを意味している.したがって,幾何学的に構成できる図形としては421多面体,521格子が限界である(あとは代数的に構成するしかない).

===================================

[3]一般に単体においては

  cosδ=1/n

  cosρ=cos(δ/2)={(1+cosδ)/2}^1/2

 ={(1+1/n)/2}^1/2

n=8のとき,cosρ=3/4

δ=arccos(1/n)

ρ=1/2・arccos(1/n)

 一般に正軸体においては

  cosδ=−(n−2)/n

  cosσ=cos(δ/2)={(1+cosδ)/2}^1/2

 ={(1−(n−2)/n)/2}^1/2

 =(1/n)^2

n=8のとき,cosσ=1/2√2

σ=arccos(1/√n)

δ=2arccos(1/√n)

===================================

[4]三対性の正体は,A,Dにあった2つの中心が,Cに移ることによって生じることがわかった!

===================================

[5]辺の長さ2の場合の基本単体は

αn:aj=√2/j(j+1)

βn:aj=√2/j(j+1),an=√(2/n)

であるが,D群の基本単体は

 aj=(2/j(j+1))^1/2,an=(n−2)/√(2n)

で与えられる.

===================================