■双子素数予想の解決?(その20)

 2と3を除くすべての素数は6n+1型か6n−1型である.

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[ディリクレの算術級数定理]

 a,dが互いに素ならば,

  {an+d},n=1,2,3・・・

には無限に多くの素数がある.

[1]このことから,2と3を除くすべての素数は6n+1型か6n−1型である.それでは6n+1型素数と6n−1型素数ではどちらが多いだろうか? もちろん,おおよそπ(x)/2ずつ現れると推測されるが,素数の個数を比較するのは思いの外厄介であることがわかっている.

[2]a=10,d=1,3,7,9を考えると最後の桁が1,3,7,9になる無限に多くの素数があることがわかる.

[3]a=15,d=1,2,4,7,8,11,13,14には無数の素数が存在する.

 なお,a=233092870,b=2236133941

は16個の連続した値,n=0,1,2,3,・・・,15に対して素数列を与える.26個組の存在は知られている.

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