■双子素数予想の解決?(その12)

 その差が2であるような素数のペア(p,p+2)を双子素数と呼びます.小さな双子素数には(3,5),(5,7),(11,13),(17,19),・・・など,ちょっと大きなものでは(22271,22273),・・・などがあります.

 100までの双子素数は(3,5),(5,7),(11,13),(17,19),(29,31),(41,43),(59,61),(71,73)の8組.

 100から200までの双子素数は(101,103),(107,109),(137,139),(149,151),(179,181),(191,193),(197,199)の7組.

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 双子素数が無限に多く存在するかどうかは今のところわかっていませんが,双子素数の分布に関しては,ハーディとリトルウッドによって,

  πtwin(x)〜Cx/(logx)^2

ただし,pを3以上の素数として

  C=2Π(1−1/(p−1)2)=1.3203・・・

と予想されています.この法則は経験的には正しそうであり,双子素数はたぶん無限組あると信じられています.

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 (x,x+2,x+4)の3つ組の素数は(3,5,7)以外では決して起こり得ない.その中のひとつは常に3で割り切れるからである.

 したがって,三つ子素数は

(x,x+2,x+6)=(11,13,17),・・・,

(x,x+4,x+6)=(13,17,190,・・・

などで定義される.

 その漸近確率密度は

  π(x)〜Cx/(logx)^3

であるだろうか?

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