■オイラーのエラスチカからミウラ折りへ(その8)

 ミウラ折りエイドは,最初にA4用紙の短辺(21センチ)を3等分(7センチ)するとことから始まる.

 ここでは,縦横比1:√2の紙をものさしを使わないで正確に三等分する方法を述べるが,まず最初に短い辺の三等分点をみつけることから始めてみたい.

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 長方形の頂点を

  A(0,2)

  B(0,0)

  C(2√2,0)

  D(2√2,2)

にとる.

[1]AとB,CとDが重なるように折って2等分線をつける

[2]点Bを押さえながら,点Aが2等分線上にくるように折る

[3]ADとの交点をIとする

[4]点BがIに重なるように折り,ABとの交点をJとする

[5]この点Jが辺ABの3等分になっている.

 点Bを押さえながら,点Aが2等分線上にくるように折ると,

  BAの方程式はy=1/√3・x

  BIの方程式はy=√3・x

 点Bが点I(2/√3,2)に重なるように折り,ABとの交点をJとすると,BIの垂直二等分線となるから,点(1/√3,1)を通る傾き−1/√3の直線になる.

  y−1=−1/√3(x−1/√3)

  y=−1/√3・x+4/3

 したがって,y切片(0,4/3)はABの正確な3等分点になっている.

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