■学会にて(京大数理解析研,その3)

 スターン数列

  f(1)=1

  f(2n)=f(n)

  f(2n+1)=f(n)+f(n+1)

 ここで,隣り合う2項の項比

  f(n)/f(n+1)

を考える.

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 フィボナッチ数列ではn→∞につれて,

  f(n)/f(n+1)→1/φ

となるが,スターン数列の

  f(n)/f(n+1)

で生成される有理数列

  0,1,1/2,2,1/3,3/2,2/3,3,1/4,4/3,・・・

は,すべての正の有理数がどれも1回ずつ現れるという見事な性質が成り立つことが証明されている.

 その結果,正の整数と正の有理数との間に「可算無限集合」であるという対応が得られたことになる.

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