■おかあさんのための数学教室(その13)588.おかあさんのための数学教室(その13)
[Q]△ABCの辺BC上に1辺,辺CA,AB上にそれぞれ頂点がある正方形を作図せよ.
=[Q]与えられた三角形に正方形を内接させよ.正方形の2つの頂点は三角形の底辺にあり,他の2頂点はそれぞれ三角形の辺上にあるものとする.
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ポリア「いかにして問題を解くか」丸善
には三角形に内接する正方形の作図問題が掲載されているが,はじめて知ったときにはまるで魔法のように感じられた.実は,この問題はあまり難しくなく,1本の直線を思いつくならばほぼ成功である.
[A]2つの頂点が三角形の底辺にあり,ひとつの頂点が三角形の辺上にある正方形を作図する.4番目の頂点は三角形の辺上にないが,それと三角形の頂点を結ぶ直線を描く.その直線と三角形の辺との交点が要請された正方形の4番目の頂点になる.
なお,平面上の凸な閉曲線上には,正方形の頂点をなす4点が存在する(シュニーレルマン).どんな閉曲線も正方形の4頂点を含むかどうかは未解決である.
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それでは
[Q]二等辺三角形△ABC(底辺の長さ12,斜辺の長さ10)の辺BC上に1辺,辺CA,AB上にそれぞれ頂点がある正方形の面積を求めよ.
[A]二等辺三角形△ABCの高さは,ピタゴラスの定理より
h^2=10^2−6^2,h=8
△ABCの面積△は48となる.
△ABCの面積△は
正方形の面積x^2
正方形の上方にある小さな三角形の面積△(x/12)^2
正方形の側方にある2個の小さな三角形の面積の和△((12−x)/12)^2
の和に等しい.
△=x^2+△(x/12)^2+△((12−x)/12)^2,△=48
5x^2−24x=0→x=24/5
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