■オイラー積の仲間達(その10)
オイラーは素数の逆数和が無限大に発散することを示した.
Σ1/p=∞
これは素数の個数が無限個あることを精密化したものである.そして さらなる精密化として
Σ1/p〜loglogx
と表している
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ここで素数の密度関数φ(x)を考える.
π(x)〜∫(0,x)φ(t)dt
すると
Σ1/p〜∫(0,x)φ(t)/tdt〜loglogx
xについて微分すると
φ(x)/x〜1/xlogx
φ(x)〜1/logx
となって,素数定理
π(x)〜logx/x
を推測することができるのである.
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