■パラメータ解? (その62)

【2】アイゼンシュタイン三角形の生成行列

    [−3,−4,4]

  Q=[−4,−3,4]

    [−6,−6,7]

とし,第1象限上のベクトル(a,b,c)’に対して,第2象限上のベクトルA=(−a,a+b,c)’,B=(−a−b,a,c)’,第3象限上のベクトルC=(−b,−a,c)’,第4象限上のベクトルD=(b,−a−b,c)’,E=(a+b,−b,c)’とおくと,QA,QB,QC,QD,QEはすべてアイゼンシュタイン三角形になります.

 この行列も

  Q^-1=Q,|Q|=−1

を満たします.なお,この変換の裏にも

  [m’]=[1,−2][m]

  [n’] [0,−1][n]

が潜んでいます.

 ピタゴラス三角形の場合,先祖は(3,4,5)だけでしたが,アイゼンシュタイン三角形の先祖は(3,5,7)と(8,7,13)の2組あり,2組の先祖からアイゼンシュタイン三角形が網羅されます.

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