■コラッツ予想(その11,島田正雄)

 島田正雄さんの数値実験結果をご自身でレポートしていただいた.

===================================

 現時点では「移動距離」を整数で持っているだけなので、「履歴」にあたる部分をデータとして持つようにプログラムを直さないといけません。「どういう形でデータを保持したら、使い勝手がよくて高速なプログラムになるか」という実装上の工夫は ある程度がついたのですが、初期値 31 のように、「1 に至るまでのステップがとんでもなく長くなるケース」(つまり、初期状態のビット長と1 に至ったときの軌跡の比率)がどの程度の範囲で収まるかを、ある程度定量的に押さえておくところから始めたいと思っています。

 本体部分は手をつけなくてもいいと思っていたのですが、「現在“整数の配列”で保持しているデータを“動的なメモリ割当機構を利用した可変長文字列”で置きかえると、高速化やコンパクト化や安全性向上が可能になるのではないか?」とか考えだしたら数学的興味そっちのけでプログラミングの方に頭がいっちゃいまして (^_^!)。

 着々と、かつ迅速に進めていこうとは思ってはいます。なにかしら進展がありましたら、ご報告いたします。ではまた。

===================================