■コラッツ予想(その8)
任意の自然数nに対して
[1]nが奇数ならば,3n+1
[2]nが偶数ならば,n/2
にする.この工程(HOTPO手順,half or triple plus one)を繰り返し行うと常に1に到達するというのがコラッツ予想である(1930年代).
実行されたnに対しては必ず1で終結している.
6→3→10→5→16→8→4→2→1
11→34→17→52→26→13→40→20→10→5→16→8→4→2→1
常に1に到達するためには,途中で2^nになる必要がある.
16→8→4→2→1
したがって,
3n+1=2^m
を満たす解(n,m)をすべて求めよという問題を考えることができる.
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modnあるいはmod3として,
1=2^m
を得ることができる.→m=0→n=0
しかし,これらはあまり有効ではない.
そこで,mod2として
3n+1=0
を得ることができる.→nは奇数
mod4として
m>1のとき,3n+1=0→nは4k+1となることが必要
(n,m)=(5,4)では,5→16→8→4→2→1
m=1のとき,3n+1=2→NG
m=0のとき,3n+1=1→n=0
mod8として
m>2のとき,3n+1=0→nは8k+5となることが必要
m=2のとき,3n+1=4→n=1
m=1のとき,3n+1=2→NG
m=0のとき,3n+1=1→n=0
mod16として
m>3のとき,3n+1=0→nは16k+5となることが必要
m=3のとき,3n+1=8→NG
m=2のとき,3n+1=4→n=1
m=1のとき,3n+1=2→NG
m=0のとき,3n+1=1→n=0
を得ることができる.
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