■サマーヴィルの等面四面体(その725)

 3次元正単体の4頂点

v1(+1/2,−1/√12,−1/√24)

v2(−1/2,−1/√12,−1/√24)

v3(   0,+2/√12,−1/√24)

v4(   0,     0,+3/√24)

を回転した結果をx軸方向に−sだけシフトすると

  A(7/√54,5/√270)

  D(7/√54,−5/√270)

  C(−3/√54,15/√270)

  B(−3/√54,−15/√270)

に一致すると仮定する.

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 x=(x1,x1,x2)

 y=(y1,−y1,y2)

 xs=(x1+s,x1+s,x2+s)

とおく.

3×3行列v=[v1,v2,v3]の逆行列v^-1をuとする.

u=[u11,u12,u13]

  [u21,u22,u23]

  [u31,u32,u33]

未知数sを含む2×3行列

[x1+s,x1+s,x2+s]

[y1,   −y1,  y2]

との積の2×3行列を

r=[r11,r12,r13]

  [r21,r22,r23]

とする.

r1 =[r11]=[sumu1s+x・u1]

   [r12] [sumu2s+x・u2]

   [r13] [sumu3s+x・u3]

|r1|^2=(Σsumui^2)s^2+2(Σsumui(x・ui))s+(Σ(x・ui)^2)

また,|r2|^2=Σ(y・ui)^2

|r1|^2=|r2|^2となるsは,2次方程式

(Σsumui^2)s^2+2(Σsumui(x・ui))s+(Σ(x・ui)^2−Σ(y・ui)^2)=0

の解である.

 2解とも直交行列の条件

  r11^2+r12^2+r13^2=r21^2+r22^2+r23^2

を満たしている.

 しかし,

 [ x3]=[r11,r12,r13][v4]

 [−y3] [r21,r22,r23]

に移るのは一方だけである.同時に

  r11r21+r12r22+r13r23=0

も満たす.

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