■MOD算術(その17)
【1】百五減算
p1,p2,p3が互いに素であるとき,p1で割って余りがr1,p2で割って余りがr2,p3で割って余りがr3になる自然数Aは一意に定まる.さらに,p1で割って1余る数かつp2p3の倍数をx,p2で割って1余る数かつp3p1の倍数をy,p3で割って1余る数かつp1p2の倍数をzとするとき,特殊解
A=xr1+yr2+zr3
が得られる.
[Q]連立合同式
x=2 (mod3)
x=1 (mod5)
x=5 (mod7)
を計算しよう.
p1で割って1余る数かつp2p3の倍数をx=70
p2で割って1余る数かつp3p1の倍数をy=21
p3で割って1余る数かつp1p2の倍数をz=15
A=xr1+yr2+zr3=70・2+21・1+15・5=236
p1p2p3=105
206−105・2=26
[Q]連立合同式
x=2 (mod3)
x=3 (mod5)
x=2 (mod7)
を計算しよう.
p1で割って1余る数かつp2p3の倍数をx=70
p2で割って1余る数かつp3p1の倍数をy=21
p3で割って1余る数かつp1p2の倍数をz=15
x=2 (mod3)
x=1 (mod4)
x=3 (mod5)
A=xr1+yr2+zr3=70・2+21・1+15・2=191
p1p2p3=105
191−105=86
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