■tannθ=ntanθ(その41)

 正多胞体を2次元に投影する際,頂点ができるだけ重ならないように投影すると,正単体では正n+1角形,正軸体・立方体では正2n角形とすることができる.これがペトリー多角形である.

 tannθ=−1は

 λ=exp(ξi)=exp(2θi)=cosξ+isinξ

 cosξ=cos2θ

 t=tanξ/2=tanθとおくと

  cosξ=(1−t^2)/(1+t^2)

により,最大固有値がcos(π/(n+1))となり,これはペトリー多角形の1辺に対する中心角となっている.

 また,ペトリー多角形はすべての頂点を巡るハミルトン路であり,正多面体を二分する赤道でもある. 

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