■わが闘争・2017 (その7)
原点を中心とする半径1の円周上の点を(x,y)とすれば,第3のパラメータθを用いて
x=cosθ,y=sinθ
と表されます.θは(x,y)と(0,0),θ/2は(x,y)と(−1,0)を結ぶ直線とx軸のなす角を表しています.
さらにt=tan(θ/2)とすると
tan(θ/2)=sinθ/(1+cosθ)
cos(θ/2)=(1−t^2)/(1+t^2)
sin(θ/2)=2t/(1+t^2)
と表すことができます.
===================================
(その6)に掲げた推論はこれをもとにしているのですが,どうも間違っているように思えてきました.
λ=exp(iξ)=exp(i2θ)=cos2θ+isin2θ
であるから,特性方程式の解は
{1,exp(±i2θ1),exp(±i2θ2),・・・}
となる.
このときλ=exp(iξ)が円分方程式の解であればξは等角,正多角形の円周角よりθも等角となるが,λ=exp(iξ)は肝心の円分方程式の解にはならないのである.
実際,その解は(−1,0)あるいは(1,0)の回りに等角度で分布するのではないことが確認された.
===================================