■ピザ分割定理の一般化(その2)

[1]ピザ分割定理「丸いピザのなかに1点を決める.それは中心点でなくてもかまわない.その点から45°ずつ直線を引いて8ピース(a,b,c,d,e,f,g,h)に分ける.このとき,ひとつおきのピースの面積の和

  a+c+e+g=b+d+f+h

は等しい.」正確に中心点を決める必要はまったくないのである.

[2]一般化したピザ分割定理「丸いピザのなかに1点を決める.それは中心点でなくてもかまわない.その点から90/N°ずつ直線を引いて4Nピースに分ける.このとき,N個おきのピースの面積の和は等しい.」

 すなわち,N人で公平に分割したいのであれば,4N個に等角度分割すればよい.

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 これには,視覚的(幾何学的)に訴える簡単な証明方法も知られている.たとえば,米Wikiの"Pizza Theorem"に載っているものは,8切・16切の4人分割から十字を構成するピースの面積が等しくなるという直観的な解き方になっている.同様に12切の3人分割も可能であろう.CADで作図し等面積になることを確かめることもできるだろう.

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