■サマーヴィルの等面四面体(その518)
[まとめ]正三角柱を充填する四面体があるとする(そのような四面体は無数に存在することがわかっている).
それが二等辺三角柱も充填するための条件がわかった.これにより正三角柱と二等辺三角柱を両方とも充填する四面体は無数にあることが確認できたことになる.
実はサマーヴィル四面体の高次元版を考えるだけでもそのようなtwoway space-fillerは無数にあることがわかっていたのであるが,整数次元でなくとも存在する.たとえば,
a=√3(n−2),c=√2(n−1),b=√n
はnが整数でなくてもよいのである.
これらの関係が
3(c^2−b^2)=a^2
と,結構簡単な式で表されることがわかってビックリであった.またひとつ扉が開けばよいのであるが,些細な結果であろう.
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