■絶対値1の複素数と三角形(その11)
2λ+2=2(λ+1)=0
3λ^2+4λ+3=0
4λ^3+6λ^2+6λ+4=(λ+1)(4λ^2+2λ+4)=0
5λ^4+8λ^3+9λ^2+8λ+5=0
6λ^5+10λ^4+12λ^3+12λ^2+10λ+6=(λ+1)(6λ^4+4λ^3+8λ^2+4λ+6)=0
7λ^6+12λ^5+15λ^4+16λ^3+15λ^2+12λ+7=0
などの方程式の解はすべて絶対値1の複素数になる.
その類の方程式としては,円分方程式
x^n+x^n-1+・・・・+x+1=0
があるが、当該多項式が円分多項式も因子分解できるならば話は簡単である.しかし,見た目ではそうなりそうにない.
当該多項式は最終的には2次式に分解できるのだろうが,2次式よりは円分多項式に分解できるかどうかが重要と思われる.それ以前に当該多項式の既約・被約性はどうなっているのだろうか?
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ともあれ,方程式の解はすべて絶対値1の複素数になる場合の係数の最大値は
(λ+1)^n=λ^n+nλ^n-1+n(n−1)/2λ^n-2+・・・+nλ+1
で押さえられることは正しいと思われる.
(1+x)(1+x+x^2)=1+2x+2x^2+x^3
(1+x)^3=1+3x+3x^2+x^3
(1+x)(1+x+x^2)(1+x+x^2+x^3)=1+3x+5x^2+6x^3+5x^4+3x^5+x^6
(1+x)^6=1+6x+15x^2+20x^3+15x^4+6x^5+x^6
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