■カージオイドの秘密の性質(その5)

 カージオイドは,極座標方程式

  r=a(1−cosθ)

で書き表される.その面積は(3/2)πa^2,周長は8aである.

 カージオイドは光学の火線など幅広い分野に出現するが,カージオイドにはあまり知られていない性質がある.

 円周やレムニスケートは,定木とコンパスを使って3等分,5等分,17等分,2^8+1=257等分,2^16+1=65537等分できることはよく知られている.

 カージオイドは定木とコンパスを使って任意等分できるのである.しかも,2通りの方法で任意等分できることが確認されています.

===================================

  一松信「創作数学演義」現代数学社,第23話

には,ルーレット曲線(サイクロイド,カージオイド,ネフロイドなど)が,定木とコンパスを使って任意等分できることが書かれてあります.

 カージオイドは,定木とコンパスを使って,2通りの方法で任意等分できるのすが,他のルーレット曲線は1通りと思われます.

===================================