■n角形のn等分(その2)
任意のn角形を内部にある点Pと各頂点を結んだ線分でn等分できるためには,点Pを原点とすると,辺の長さと原点から辺までの距離が反比例しなければならない.
辺をax+by+c=0で表すよりは,ヘッセの標準形
x・cosθ+y・sinθ=p
θ:直線の法線の傾斜角,p:法線の長さ
の方が使いやすい.
−cosθ/sinθ=−a/b
x1・cosθ+y1・sinθ=p
x2・cosθ+y2・sinθ=p
(x1−x2)cosθ+(y1−y2)sinθ=0
(x1−x2)^2+(y1−y2)^2=g(p,θ)
この後が続かない.答えを先にいうと・・・
[参]硲文夫「面心の代数幾何学」東京電機大学出版局
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点P0,P1,・・・,Pn-1に対して,原点が面心であるための必要十分条件は
P0+P2=x1P1
P1+P3=x2P2
・・・・・・・・
Pn-2+P0=xn-1Pn-1
Pn-1+P1=x0P0
を満たす(x1,x2,・・・,x0)が存在することである.
三角形の重心では(−1,−1,−1)である.
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