■tannθ=ntanθ(その12)

 λに関するn−2次方程式

  Σ(n−ν)νλ^ν-1=0,ν=1〜n−1

について,阪本ひろむ氏がnが10万までの範囲を調べてくれて,すべての解が

  |λi|=1

となることが確認された.

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 予想は正しかったことになるが,すべての解が|λi|=1となる方程式の特徴づけについてはわからない.

 円周等分方程式λ^n=1であれば,

  (λ−1)(λ^n-1+λ^n-2+・・・+λ+1)=0

のn個の解はすべて|λ|=1である.このとき,方程式の最大係数比は1である.

 それに対して

  Σ(n−ν)νλ^ν-1=0,ν=1〜n−1

の最大係数比は2未満である.

 相反方程式(係数が対称な方程式),たとえば,

  5λ^4+8λ^3+9λ^2+8λ+5=0

の場合は,最大係数比=9/5となる.

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