■サマーヴィルの等面四面体(その285)

[1]高次元空間の単体は,平面三角形とは異なり,垂心をもつとは限らない(頂点から大変に下ろした垂線の明日は1点で交わるとは限らない).垂心はそのままの形では必ずしも存在しない(存在しうる定義を構成しなければならない).

[2]ひとつの頂点からでる三角錐内部の傍心は,平面三角形の場合と同様である.

[3]各辺の中点を通って対辺に垂直な6平面は1点(モンジュ点)で交わる.

モンジュ点,重心,外心は1直線(オイラー線)上にあり,重心はモンジュ点と外心の中点である.

[4]平面のオイラー線で,重心は外心と垂心を結ぶ線分を1:2に内分するが,四面体ではそれが1:1になる.

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